シンガポール航空設立のLCC スクートが成田空港に就航 台北経由で

    2012年10月29日  

シンガポールのチャンギ国際空港をハブ空港とするLCC(格安航空会社)スクート(TZ)は、2012年10月29日より東京成田-台北桃園-シンガポール線を就航しました。1日1往復のデイリー運航です。

フライトスケジュール

 東京成田発 台北桃園 : TZ201 出発 11:50 到着 14:35
 台北発 シンガポール : TZ201 出発 15:45 到着 20:10
 シンガポール発 台北 : TZ202 出発 00:55 到着 05:40
 台北桃園発 東京成田 : TZ202 出発 06:50 到着 10:40

スクートは、シンガポール航空(SQ)の出資で設立、2012年6月4日にオーストラリアのシドニー線、ゴールドコースト線で初就航、成田には初就航から約5ヶ月での就航となりました。

使用機材は、ボーイング社のB777-200ER型機で親会社のシンガポール航空が利用していた機材を中古機リニューアルとして利用しています。

B777は、LCCで一般的に利用されているエアバス社のA320型機よりワイドで大型の航空機で、座席使用はエコノミークラスが3-4-3配列と広々としたキャビンになっています。

クラスは、エコノミークラス370席のほかに上級クラスの「スクートビズ(ScootBiz)」というクラス(32席)を設定、レガシーキャリアのプレミアムエコノミーと同じような仕様のシートです。スクートビズの乗客は無料の機内食(エコノミークラスは有料)やパソコン用電源、空港での優先チェックイン、優先搭乗案内などのサービスが受けられます。同社ではビジネスクラスとしての位置づけで販売しています。

また、エコノミークラスでもシートピッチが通常のシートより10センチ程度広いスーパーシートやさらに広い非常口横のストレッチシートがあり、追加料金で指定できるようになっています。これらのシートは座席自体が黄色になっておりキャビンで特別なシートと分かるように配慮されています。

料金を格安に抑えたいが、狭い機内やシートが不満な旅行客には新しい選択肢として注目を集めています。

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